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日本介護食品協議会、UDF官能評価会など開催

日本介護食品協議会は8日、初の「講演会&UDF(ユニバーサルデザインフード)試食会、官能評価会」を都内で開催した。講演会では、社会福祉法人松栄会特別養護老人ホームひまわりの丘の富松浩美氏(栄養課主任管理栄養士・臨床栄養士)が、施設でのUDFの活用状況について語った。

 富松氏は、給食委託から施設内調理に切り替えた際に、施設居住者の摂食・えん下状態に合わせた食事の調理スキルのばらつきを調整するために、UDFを導入したと説明。現在、提供する食事の3分の1をUDFが占めているという。

 UDF導入の前後(16年と17年)で、当時の施設居住者を介護度で分けて舌圧値を測定し、比較した結果も紹介した。舌圧値は20kPa未満の場合、誤えんリスクが高まると言われているが、導入前は介護度3の入居者のみが22.6kPaで、ほかは20kPaを下回っていた。一方、UDFの導入後を見ると、介護度1と2では20kPaを下回ったが、介護度4では平均20.5kPa、介護度3では20.9kPaだったと報告した。

 講演会のほか、委員の官能評価スキルアップやUDFの品質向上を目的に、UDF製品の試食会や、合計50人の技術委員と会員企業開発担当者による官能評価会も開催された。UDF1~4のパン・おかゆ・麺を評価した。

(冒頭の写真:講演中の富松氏)

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