新素材「ダイグロフィット」への期待 Gateway社のShil社長が来日、日本市場への熱い思いを語る(前)
今年5月から㈱龍泉堂が販売を開始した、マメ科植物のホタルノキのサヤ(鞘)を原料にした抽出物製品「DygloFit®」(ダイグロフィット)。ウェイトマネジメント機能をメインに、コレステロール、血糖値、血圧など多岐にわたる訴求が期待されている。当面は日本での知見を積み上げ、将来的には機能性表示食品にも対応する予定。11月29日、同原料の供給元であるGateway Health Alliances,Inc.のShil C.Kothari社長とDarryl Mircheff国際事業開発担当副社長が来日。日本市場への期待を聞いた。
米国で累計3,000万食販売
――日本総代理店・㈱龍泉堂と取引を始めるに至った経緯についてお聞かせください。
Shil社長 龍泉堂とはかなり長い付き合いになります。特に龍泉堂を大事にしている理由というのは、同社がサイエンスを非常によく理解してくれており、エビデンスを日本に伝えてくれたり、あるいは新しい試験を行ってくれることで、非常に良い結果を残してくれているからです。
――ダイグロフィットに着目した理由、開発の経緯について。
Shil社長 これまではアフリカマンゴノキをやってきましたが、当然、新しい原料についていろいろと探し続けていました。ダイグロフィットについて、Oben博士がさまざまな研究を行っていました。彼の初期の研究において、我々も西アフリカの薬草やスパイスに興味を持ちました。Oben博士が行った初期の動物実験に注目し、ぜひ次の臨床試験に進みたいと思うようになりました。成功すればこの原料を販売できると考え、開発を始めました。非常に多様なメカニズムを持っています。抗酸化作用が強いというので、ウェイトマネジメントに限りません。
また、日本ではダイグロフィットという名前で展開していますが、アメリカでは『Dyglomera』(ダイグロメラ)というブランドネームで販売されています。
サイエンス重視の日本で展開
――海外の販売状況について教えてください。
Shil社長 まずはアメリカで『ダイグロメラ』というブランドネームで販売を開始し、大きな成功を収めることができました。これまでに累計約3,000万食を販売しており、今でも伸び続けています。戦略的に、次の販売地域として日本と韓国を選んで本格展開を考えています。
――なぜ日本と韓国なのでしょうか?
Shil社長 戦略的観点から、臨床試験、あるいはサイエンスというものを取り入れている企業に紹介していきたいのです。日本と韓国がそれに当たるということで、今この2カ国を次のマーケットとして注目しています。
この原料には非常に強いバックデータがあります。特に日本では、アフリカマンゴノキで大きな成功をもたらしてくれた龍泉堂のような会社と組むことで、一層の成長を期待しています。
(つづく)
【聞き手・文:田代 宏】
<COMPANY INFORMATION>
所在地:東京都豊島区西池袋1-5-3
TEL:03-3985-8346
URL:http://www.ryusendo.co.jp
事業内容:サプリメント原材料の輸出入・卸・販売、サプリメントの製造・卸・販売
(冒頭の写真:左から、Gateway Health Alliances,Inc.のShil C.Kothari社長と㈱龍泉堂・塩島由晃社長)