公益財団法人　日本健康・栄養食品協会　理事長　矢島　鉄也

　
　新しい年を迎え、謹んで皆様方からの当協会事業へのご理解、ご支援に対し御礼申し上げます。

　協会は公益認定を受けた業界最大の団体として、業界の健全な発展と消費者の期待と信頼にこたえるべく、さまざまな事業に積極的に取り組んでおります。特に、消費者の信頼を得るために必要な認定・認証制度においては、今年度からいよいよ個別審査型JHFAの認証が始まりました。この制度では、各社独自の製品が認証でき、マークと「健康機能合格品」等の表示ができることになります。

　昨年は、新規の会員サービスの1つとして取り組んだ「新人向けセミナー」や「健康食品いろいろ相談室」が好評でしたので、今年はさらに対象を広げてまいります。
　次に、重点事業として取り組んでおります「健康食品等に関する国内外有用情報発信」に関しましては、皆様から評価を得ており、より一層の充実を図ってまいります。また、OEM部会においても、よりよい委託・受託のあり方についての議論を進めてまいります。

　特定保健用食品の分野では、関係各位のご指導ご支援のもと、昨年8月に「特定保健用食品の広告表示に関わる公正競争規約」の策定と「公正取引協議会」が発足いたしました。今年は実質的な活動元年となりますので、適切な運用に努めてまいります。
　また、年末に発足した消費者庁の「特定保健用食品制度（疾病リスク低減表示）に関する検討会」には、委員として参画させていただくことになり、トクホの発足以来、その活用に大きくかかわってきた協会として、制度のさらなる充実に向かって実のある提案をしていく所存です。
　今後とも皆様方との連携をさらに深め、当協会は時代の要求に合わせた事業展開を図って参る所存ですので、関係各位の変わらぬご支援、ご協力をお願い申し上げます。