国連は世界の平和と食の安全を守ることができるのか？　食の信頼向上をめざす会（唐木英明会長）は24日、第24回勉強会をオンラインで開催する。過去2回にわたる世界大戦の悲惨な経験を踏まえ、1945年に国連が設立された。国連憲章に同意する国家が集まって世界の平和と安全・経済・社会・文化・環境・人権・自由に関する対立の解消に努力した結果、一定の成果を上げることができた。
　他方、ロシアによるウクライナ侵略やイスラエルによるガザ侵攻に象徴されるパレスチナ問題は、国連の機能の限界を示しているようにも見える。

　食の安全分野では、国際がん研究機関（IARC）が農薬や添加物を発がん物質に分類し、同じ国連機関であるJECFA（FAOとWHOが共同管理する専門委員会）がこれとは違った判定をするなどの混乱が起きている。そして国連内部の課題や対立について、私たちはほとんど知ることがない。国連で今、何が起きているのか。勉強会では、さまざまな問題について専門家と一緒に考える。

＜開催概要＞
日　時：4月24日（水）午後4時～午後5時30分
開催方法：Zoomによるオンライン
定　員：先着100人
参加費：無料
＜プログラム＞
講演①「国連は世界の平和を守ることができるか」　
（公財）ニッポンドットコム理事⾧　元国際連合広報担当事務次⾧　赤阪　清隆　氏
講演②「食の安全を守る国際機関の現状と課題」
イオン㈱食の安全研究所⾧　元国際獣疫事務局OIE次長　
元世界保健機関WHO食品安全・人畜共通感染症部⾧　宮城島 一明　氏　
申し込み先：食の信頼向上をめざす会shinrai.koujyou@gmail.com