消費者庁は5日、保健機能食品を使用する上で心掛けておきたい3つのポイントについて、分かりやすく解説した動画を公開した。

　動画の中で「（内臓脂肪を減らす！などの）目に入りやすいキャッチコピーよりも機能性の内容と成分を確認しましょう」、「1日当たりの摂取目安量を確認して摂取しましょう。必ずしも内容量と同じとは限りません」、「容器包装の摂取をする上での注意事項を確認しましょう」――など３つのポイントを紹介している。

　「内臓脂肪を減らす！」などのキャッチコピーに惑わされず、購入前にパッケージに表示されている機能性の内容を確認するよう注意を促している。摂取対象者や、どのような機能性成分が配合されているかなど、自分に適した商品選択を行うことが必要としている。

　また、仮に350ml入りの飲料があるとして、「お食事ごとに1本を、1日当たり3本を目安にお飲みください」という表示があった場合、表示されている効果を期待するには、1日3本を摂取しなければならないことをあらかじめ知っておく必要があるとしている。

　さらに、「食後血糖値の上昇をおだやかにする」という表示には、糖尿病の治療効果はない。治療薬ではないとともに、医薬品との相互作用に注意した方が良いと指摘している。

「保健機能食品ってなに？」動画視聴はこちらから

（冒頭の写真：「保健機能食品ってなに？」動画サムネイル）