㈱世田谷自然食品（東京都世田谷区、河西英治社長）はこのほど、楽天グループ㈱（同、三木谷浩史社長）と「安心・安全・適正な流通環境の構築へ向けた包括連携協定」を締結したと発表した。転売を抑止し、管理状態の不透明な転売品の危険性からユーザーを守ることが主な目的。

　世田谷自然食品はこれまで、消費者に品質の良いものを適切な状態で届けることにこだわり、全ての商品を通信販売でのみ販売してきた。今回の協定をもとに、同社と楽天グループが互いに協力し、特に「楽天市場」内での同社商品の不適切な転売行為に対して、早急かつ厳正に対処する。

　同社では、食料問題や食の安全性への関心が高まる昨今において、商品の品質向上だけでなく、適切に商品を届けられる管理体制の強化や安全な購買環境の構築にも、より一層注力していく方針としている。