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ミカン混合発酵茶葉、広がる届出表示 【機能性表示食品届出更新】注意力など認知機能の維持が新たに

 消費者庁は、7月最終日の31日にも機能性表示食品の届出情報公開データベースを更新した。公開したのは届出番号I339から同353までの15件(サプリメント9件、サプリ以外の加工食品6件、生鮮食品ゼロ件)。同月公開された新規届出は最終的に延べ159件となり、前の月を25件上回った。

 既存関与成分のミカン混合発酵茶葉由来ヘスペリジンについて、同成分として初となる、注意力やワーキングメモリといった認知機能の維持に役立つ旨のヘルスクレームを行う届出が公開された。これにより、同成分について届け出されたヘルスクレームは4種類に増えた。

 これまでに、睡眠の質の向上、日常生活による一時的な疲労感の軽減、冷えによって低下した皮膚表面温度の回復の3機能が公開されていた。いずれも届出者は健康食品受託製造大手のアリメント工業㈱(山梨県南巨摩郡)。

 ミカン混合発酵茶葉とは、ヘスペリジンが多く含まれる未成熟ミカンと茶葉を「揉捻」によって発酵させたもの。それに由来するヘスペリジンは、難溶性であるヘスペリジンの凝集を抑制することで可溶化され、吸収性が向上されているという。ちなみに、「みかん混合発酵茶葉由来ヘスペリジン」の名称で届け出されているものもある。こちらのヘレスクレームは、「高めの血圧(収縮期血圧)を下げる」旨。

 この他、MLM企業のハーバ・ライフ・ジャパン㈱(東京都港区)として初の届出が公開された。関与成分としてパイナップル由来グルコシルセラミドを配合したサプリメントを届け出た。

 今回、既存届出の取り下げに関する情報更新はなかった。

【石川太郎】

〇2023年7月の機能性表示食品届出DB更新
【3日付】さくらフォレスト、措置命令の対象商品含む3件取り下げ
【5日付】iMUSE×ヘルシアのダブルネームサプリ 免疫ケア×内臓脂肪減少
【6日付】新規成分にトルラ酵母由来食物繊維 食後中性脂肪・血糖値の上昇抑制に役立つ
【11日付】NMNが初公開、「肌の健康を助ける」 初の関与成分にラクトビオン酸も
【13日付】「ウエスト気になる」に新届出 なぜDHC以外が届出者に?
【19日付】抗疲労領域に黒ショウガ由来の新成分 新規関与成分にリンゴ由来ペクチンも
【24日付】新規関与成分の公開が相次ぐ 一方で取り下げも増加傾向
【25日付】2日連続で更新、新規10件追加 取り下げに関する情報更新は無く
【27日付】キウイ由来成分が体重減少を助ける キポフェン、ヘルスクレーム拡大
【28日付】制度揺れた7月、新規届出公開件数140件超える

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