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ホシケミカルズ、4月に創業50周年 【ビューティーサプリ&コスメ】苦戦したコロナ禍から復活の年と位置付ける

 ホシケミカルズ㈱(東京都千代田区、星野拓社長)は企画提案型OEMメーカーのパイオニアとして、オリジナル化粧品や医薬部外品・健康食品の開発、企画立案、研究、パッケージング、許認可手続きなどのOEM・製造に関わる全ての業務に対応している。原料販売から、容器販売など、各クライアントに合わせたサービスを柔軟・迅速・確実な体制で提供する。

 同社は2023年を、中長期的なスターラボグループの成長を見据えた「投資の1年」と位置付けた。6月に埼玉メイクアップ工場が竣工し、11月には、18年に製造室を増強した群馬工場の受け皿として、埼玉新倉庫3階に包装充填2ラインを新設した。これにより、スキンケア・メイクともに安定供給ができる盤石な体制が整いつつあるという。今年、創業50周年を迎えることから、コロナ禍で苦戦した3年間を耐え、市場が回復する今年からを本当の勝負の年として邁進するとしている。

メイクアップとスキンケア、それぞれの研究員が在籍

 同社の強みは、メイクアップとスキンケアそれぞれの研究員が在籍するということ。それを生かし同社では、ベースメイクのODM提案を強化している。得意とする「ケアとメイクを両立」したセラムファンデーション、BBクリーム、CCクリーム、スキンケアUV、マルチプライマーなどメンズ向けを含め、採用実績を重ねている。また、新工場にクッションファンデーション専用ラインを設置。コロナ禍を経て変化したベースメイクの潮流をキャッチし、製造拠点の強化と培ってきた研究開発力でニーズに応える。
 
 現在の売れ筋の1つが、化粧品・医薬部外品の育毛剤。若年層にもニーズが広がり、従来の男性向けアイテム以外にも展開が広がった。もう1つの売れ筋が新工場に専用ラインを設置したクッションファンデーション。男性用やシリコン、ノンシリコン、UVクッションなど、使用用途が広がった関係で受注が増えたという。また、VCなどトレンド成分入りのスキンケア VCやCICAなど成分訴求品の受注が増加。担当者は「市場は単品成分訴求では飽和状態になりつつとして、成分プラス付加価値を付けたアイテムへの問い合わせが増えつつある」としている。

海外規制に対応した開発、通関業務まで一貫支援

 同社では、コロナ禍においても海外企業からのOEM受注、国内クライアントの海外進出支援などを積極的に行ってきた。各国の規制に則った処方開発から、一般的にブランドメーカー側が行うことが多い輸出業務の代行、EPA(経済連携協定)やFTA(自由貿易協定)などの関税制度を活用したコストメリットのあるサポートを行っている。輸出国は、中国、タイ、インドネシア、カンボジア、ミャンマーといったASEAN地域、オーストラリアなどのオセアニア。 

消費者ニーズをとらえた処方開発を提案

 同社では、「環境に配慮した成分の配合」や「過剰包装を見直す」など、クライアント側の意識変化が見られるとして、特に、容器では国内外の容器メーカーとアライアンスを組み、クライアントの状況に合わせた現実味のある選択肢を提供できる体制を構築している。 
 1996年に、インドネシア・ジャカルタに化粧品容器の開発・製造・充填に特化した合弁会社、PT. KEMAS INDAH MAJUを設立。ISO9002を取得し、品質管理は日本の化粧品メーカーのJIS規格に準拠している。設計から完成品の納品までを一元管理するほか、専用金型工場を自社管理。製品の迅速な改良にも対応している。同工場は、主にメイクアップ品の製造を得意としており、アジア圏に加え、欧米向けにも多くの実績を持つ。

<COMPANY INFORMATION>
所在地:東京都千代田区神田東松下町31-2(本社)
TEL:03-3254-4491
URL:https://www.starlab.co.jp
事業内容:化粧品・医薬部外品・健康食品の企画、受託製造など

冒頭の写真(埼玉倉庫/同社提供))

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