消費者庁は8日、疾病リスク低減表示トクホの新たな表示の見直しなど、運用改善に向けたトクホ制度の一部改正に向けたパブリックコメントを開始した。

　疾病リスク低減表示トクホについては、昨年3月30日に報告書「特定保健用食品制度（疾病リスク低減表示）に関する今後の運用の方向性」が取りまとめられ、むし歯に関する疾病リスク低減表示、葉酸およびカルシウムにおける「～かもしれない」などの分かりにくい現行の許可表示の見直しなどについて、速やかに具体的な対応を進めることとされたが、その後、（国研）医薬基盤・健康・栄養研究所への委託事業を経て、消費者委員会新開発食品調査部会における議論が長引いたことなどから、当初の予定を大幅に超過しての開始となった。

　他にもトクホの再許可や変更届などの手続きの簡素化を目指した改正を行う。

「特定保健用食品の表示許可等について」の一部改正案に関する意見募集について

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