コーデックス委員会とは何かを考える シンポジウム「食品衛生基準行政の移管を機に」開催
消費者庁は19日、食品衛生基準行政推進調査事業「食品行政における国際整合性の確保と食品分野の国際動向に関する研究」研究班と共催で、「コーデックス委員会を理解する~食品衛生基準行政の移管を機に」と題したシンポジウムをオンラインで開催する。
同シンポジウムは、食品の安全性と品質に関する国際的な基準を定めるコーデックス委員会の重要性を再認識し、食品安全の確保における国際基準の役割を理解するために企画された。
食品の安全管理は、「リスク評価」、「リスク管理」、「リスクコミュニケーション」の3つの要素から構成されており、我が国ではこれらの機能が食品安全委員会と厚生労働省、農林水産省、消費者庁、環境省などのリスク管理機関によって担われている。これらの機関は互いに連携しながら、食品の安全性を確保するための取り組みを推進している。
コーデックス委員会は、国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)が1963年に設立した政府間組織。
消費者の健康を保護し、公正な食品貿易を保証するために国際標準となる食品の規格や基準、ガイドラインを定めている。食料、保健、気候変動、プラスチック汚染対策など地球規模の課題に対するルール形成・強化にも寄与している。
シンポジウムでは、消費者庁への食品衛生基準行政の移管が、どのように国際食品規格の重要性に影響を与えるかが議論される。特に、消費者が関心を持つ食品添加物、残留農薬、食品残留動物用医薬品、食品汚染物質に関する部会への参加者からの実際の議論が紹介され、コーデックス委員会の概要とその活動について理解を深める機会を提供する。
<開催概要>
日 時:11月19日(火)午後1時30分~4時
開催方法:オンライン開催(Zoomウェビナー、YouTube配信)
定 員: 先着350人
申込方法など詳細はこちらから(消費者庁HPより)