SAC研究会、第1回研究集会を来月 S-アリルシステインの機能性など最新情報を報告
ニンニクに含まれる機能性成分、S-アリルシステイン(以下、SAC)の情報発信を行う「SAC研究会」(市川寛会長=同志社大学大学院生命医科学研究科教授)が来月13日、第1回研究集会を都内で開催する。
SAC研究会は、㈱ダイセル(東京本社:港区港南)と備前化成㈱(岡山県赤磐市)の2社を発起企業にするかたちで昨年10月に発足。現在までに㈱桃屋(東京都中央区)、㈱ビタポール(岡山県岡山市)も参画している。
発足後初めて開催する今回の研究集会は、東京ビッグサイトで来月開催される展示会「食品開発展2022」の記念セミナーの枠組みで開き、SACの機能性研究と機能性表示食品素材としての最新情報を報告する。
開催日時は10月13日(木)午後1時15分~4時15分。プログラムは、市川会長による「抗酸化食品素材としてのSACの可能性」をはじめ、「SACの抗疲労効果」(ダイセル・卯川裕一氏)、「SACによる脳の疲労からくる疲労感の軽減効果」(備前化成・松永尚之氏)など計5演題を予定。
SACは、ニンニクに含まれるγ-グルタミル-S-アリルシステイン(GSAC)から酵素反応によって生成される成分。ニンニク中の含有量はわずかだが、熟成や発酵により増加させることができるとされる。現在までに、ダイセルなど複数の企業が、疲労感軽減領域の機能性表示食品の機能性関与成分として届け出ている。
SAC研究会の概要は、同研究会のホームページから。また、第1回研究集会の詳細および申し込み方法はこちらから。
(冒頭の画像:SAC研究会のロゴマーク)