ガム咀嚼と免疫の関係を明らかに ロッテ、最新臨床試験結果を発表
㈱ロッテ(東京都新宿区、中島英樹社長)はこのほど、ガムの咀嚼と免疫の関わりに関する最新の臨床試験結果を発表した。
発表によると、継続的なガム咀嚼により、せきやのどの痛みの日数が約4割減少することや、花粉症様症状における不快感も48.8%の対象者で軽減したことが確認された。さらに、寒気や全身倦怠感、疲労感、鼻づまり、発熱といった一般症状、ならびにくしゃみ、鼻のかゆみ、目のかゆみといった花粉症様症状の累積日数についても、ガムを咀嚼するグループで有意に少ないことが明らかとなった。
20~60歳代の同社社員とその家族136人(ガム群68人、無摂取群68人)を対象として、今年2月~4月の8週間にわたり実施されたオープンランダム化並行群間比較試験を実施。ガム群には1回10分、1日3回以上ガムを噛んでもらい自覚症状を比較した。その結果、各群68人の累積日数4,080日中、せき・のどの痛みの症状がある日数は無摂取群がそれぞれ331日・379日だったのに対し、ガム群は177日・209日と大幅に減少した。また、例年と比べた花粉による不快感も、ガム群の48.8%が「軽かった」「やや軽かった」と回答し、無摂取群の15.1%と比べて有意に高かったという。
同社では、唾液分泌の増加に伴う口や喉の粘膜保護作用に加え、唾液中の分泌型免疫グロブリンA(s-IgA)がウイルスや花粉の体内侵入を阻止したことが関与していると分析。「今後も『噛むこと』が健康に与える良い影響について研究・発信し、人々の豊かな生活に貢献していく」としている。

