厚労省、食薬区分例示通知を改正 専ら医の植物由来物等に学名追記、非医の植物リストの一部見直しも
厚生労働省医薬局の監視指導・麻薬対策課は5日、食薬区分例示通知の一部改正を行った。改正したのは、専ら医リストの植物由来物等の表で、基原植物を明確化するために学名の記載を追記するなどして表全体を見直した。他にも改正点がいくつかある。
専ら医リストの植物由来物等の表見直しについて、同課は昨年5月下旬に見直し案を示し、パブリックコメントを行っていた。同日公開したパブコメ結果によると、寄せられた意見は1件だったという。
今回の改正では他に、専ら医リストの動物由来物等の表も一部見直した。「センソ」の他名等に「アジアヒキガエル」を追加しつつ部位等を「毒腺分泌物」から「耳腺分泌物」に改正。また、「レイヨウカク」の他名等に「サイガレイヨウ」を追加した。
一方、非医リストも一部改正された。今年5月28日付の改正で専ら医リストに先行するかたちで学名の追記が行われていた植物由来物等の表について、以下の改正を行うという。
【イザヨイバラ】
部位等を「果実」から「偽果」に改正する
【クラミドモナス・ラインハルチー】
学名の欄に記載されている「Chlamydomonas reinhardtii」では学名の特定が困難であることから、学名の欄を「※1」(厚生労働科学研究班等によるこれまでの調査では、学名の特定ができなかったもの)とし、「Chlamydomonas reinhardtii」を他名等とする
【ショクヨウホオズキ】
備考を「ホオズキ(Alkekengi officinarum)の根(サンショウコン(酸漿根)は『医』」から「ホオズキ属(Alkekengi sp.)の根は『医』」に改正する
【バラ属】
部位等を「果実・葉・花」から「偽果・葉・花」に改正するとともに、備考を「ノイバラの偽果又は果実(エイジツ:営実)は『医』」から「ノイバラの偽果・真果(エイジツ:営実)は『医』」に改正する
その他、「修辞上の修正を行う」とされている。
食薬区分例示通知は、医薬品・医療機器等法に関連する、いわゆる「46通知」に紐づけられたもので、成分本質(原材料)の医薬品該当性が例示されている。専ら医リストは「専ら医薬品として使用される成分本質(原材料)リスト」、非医リストは「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質(原材料)リスト」のそれぞれ略称。
【石川太郎】
関連資料
:「専ら医薬品として使用される成分本質(原材料)リスト(植物由来物等)」の改正(案)に関する意見募集の結果」(政府のe-GOVサイトへ)

