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厚労省、毒キノコ食中毒への警鐘 誤食防止へ「採らない・食べない・人にあげない」を徹底

 キノコ狩りの季節、厚生労働省は、毎年発生する毒キノコによる食中毒について注意を呼び掛けている。昨年には毒キノコが原因とみられる食中毒が19件発生し、そのうち1件では死者が出ている。誤食を防ぐためには、採取や調理の段階で十分な注意が求められる。

食用と誤認しやすい代表的な毒キノコ

 危険なキノコでまず挙げられるのはクサウラベニタケ。岩手県・青森県では「めじんなかせ」、前橋市では「にたり」、「あぶらいっぽん」、金沢市では「ささしめじ」、秋田や青森では「にせしめじ」と呼ばれるなど、多くの地方名が存在する。その他、「うすすみ」、「さくらっこ」、「どくよもだけ」、「どくしめじ」、「いっぽんしめじ」といった名称でも知られており、地域によって呼称が異なるため誤認のリスクが高い。

 次にツキヨタケである。こちらも地方ごとにさまざまな名前があり、岩手県では「つきよ」、「くまべら」、「わたり」、「どくもたし」、「どくきのこ」、秋田県では「つきよんだけ」、「つきよだけ」、「どくあかり」、「きかりきのこ」、「ひかりだけ」、新潟県では「ひかりごけ」、富山県では「くまべら」、「こうずる」、福井県では「ぶなたろう」と呼ばれる。名称の多様さが、食用キノコとの混同を招きやすい要因となっている。

食中毒を防ぐための鉄則

 毒キノコによる食中毒を防ぐには、「採らない、食べない、売らない、人にあげない」の徹底が不可欠。厚労省によれば、次のような事例が繰り返し確認されている。

 山で採ったキノコを食べて発症、自宅の敷地で採れたキノコを調理して発症、食用と誤って調理・販売し購入者が食中毒を起こした例、人から譲り受けたキノコを食べて発症--など。
 また、キノコには個体差があり、インターネット等で画像を検索して「似ているから食べられる」と判断するのは非常に危険。

 厚労省では、キノコを食べて体調に異変を感じたら、すぐに病院で診察を受けるよう呼び掛けている。

厚生労働省のホームページはこちら

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