GNG、機能性原材料めぐり連続講座 米国市場進出とブランディング戦略を考える
健康食品や機能性食品に特化したコンサルティングを行う㈱グローバルニュートリショングループ(GNG、東京都豊島区)がサプリメントなどに配合する「機能性原料」にテーマを絞った連続講座(オンライン)を24日、開始した。
「米国機能性原料ビジネス成功講座」と題して展開するもので、国内の機能性原材料メーカーが米国のダイエタリーサプリメントやニュートリション(栄養)のマーケットに参入、事業展開していくための戦略などを、海外市場進出や商品開発などに関わるコンサルタント、マーケターとして20年超の活動実績がある同社の武田猛社長が伝える。「米国市場で培った人脈、ネットワークを総動員して今回の取り組みを進めていきたい」という。
参加対象は、同社が運営する「GNG研究会」会員企業に絞る。全4回を予定しており、来月の連休中を除く週に1回、オンラインでライブ配信する。連続講座終了後の来月下旬には、米国から機能性原材料に関する「ブランディングのプロフェッショナル」を招へいし、都内会場を使ったセミナーを開催する。
その後、月1回のペースでフォローアップセミナーを開く計画。米国・ラスベガスで10月下旬に開催される機能性原材料関連の大型展示会に出展する国内機能性原材料メーカーが、同展示会をより有効に活用できるようサポートすることも視野に、一連の連続講座やセミナーなどを展開していく。
全4回の講座では、米国のダイエタリーサプリメント市場およびニュートリション市場の最新概況や日本にはない市場特性などを伝えつつ、差別化できる要素を持つ機能性原料のブランディング戦略などを考える。24日開催の第1回で武田氏は、米国市場でブランディングに成功するとグローバル展開が楽になる、と指摘。そのためには「どのように使ってもらいたいのか、(その原料を配合した最終製品を)どういうところで販売してもらいたいのか、などといったところから逆算した(ブランディング)戦略を組み立てていく必要がある」と語った。
【石川太郎】
(冒頭の写真:24日にスタートした連続講座で講義するGNG武田社長)
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