L-カルニチン、2020準拠のSR ロンザが用意、機能性表示食品に浸透図る
ロンザ㈱(神奈川県相模原市、小林亨社長)がL-カルニチンの脂肪燃焼機能について、PRISMA2020に準拠したシステマティックレビュー(SR)報告を用意した。これを科学的根拠とする機能性表示食品の届出を同社で行い、消費者庁が運用する届出データベース上で今月7日、公開された。機能性表示食品の領域で同成分の浸透を図る。
同社は、「Carnipure(カルニピュア)」をブランド名とするL-カルニチンの原材料供給を手がける。PRISMA2020準拠SRを根拠に届け出た機能性表示は「運動後の脂肪の燃焼を高めることが報告されています」。最終的に4つの文献で検証。日本人を対象にした臨床試験論文を含む。
機能性関与成分としてL-カルニチンの届出が初めて公表されたのは昨年8月。同社が届け出た。サプリメントの原材料として日本では2000年代初頭から知られる成分だが、機能性表示食品市場での需要開拓はこれからとなる。
【石川太郎】
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