（一社）短鎖脂肪酸普及協会（山形県鶴岡市、福田真嗣代表理事）は4日、「短鎖マークエコシステム構想発表会」を都内で開催した。

　同協会は、「短鎖脂肪酸」の認知と理解を広げるために2024年8月に設立され、同年11月に立ち上げ発表会を実施。㈱メタジェン（山形県鶴岡市）代表取締役社長の福田真嗣氏が代表理事を務め、京都府立医科大学教授の内藤裕二氏、北里大学教授の金倫基氏を学術アドバイザーとして迎え、会員企業との連携の下、短鎖脂肪酸の普及活動を行っている。

　同協会では、3月4日を「短鎖脂肪酸の日」と制定。この日、短鎖脂肪酸の重要性をより多くの生活者に届けるため、新たに「短鎖脂肪酸普及協会認定マーク（短鎖マーク）」を協会活動の一貫として実施し、その活用による市場拡大のビジョンを発表した。
　同マークは、協会が定める一定の基準を満たした研究や試験がなされた製品・原料等に対して、規定のプロセスを経て専門レビュワーが審査し合格した商品に付与される。認定マークを受けた商品を持つ事業者は、同マークを商品パッケージやブランドサイトへの掲載などで活用することができる。

　今回第一弾として認定された商品は、『BifiXヨーグルト』（江崎グリコ㈱）、『Body Granola』（カルビー㈱）、『マイタケ』（ホクト㈱）、『Fibee　ひとくちビスキュイ　オレンジとカカオニブ』（㈱Mizkan）、『Inner Garden』（㈱明治）、イヌリン『Fuji FF/Fuji FF HS』（フジ日本精糖㈱）。

　福田氏は、「短鎖マークエコシステム構想」は、短鎖マークが運用されることにより、「科学」と「健康」をつなぎ、協会・メディア・商品販売事業者・流通・小売・生活者などさまざまなステークホルダーがこのエコシステム上で互いに関わり合い、業種・業界を越えてそれぞれの強みを生かして共存共栄していく構想だと説明。

　続いて、同マークを取得した商品を持つ企業（江崎グリコ㈱、カルビー㈱、ホクト㈱、㈱Mizkan、㈱明治）の担当者が、認定商品の紹介、今後の活用方法などを説明した。

（冒頭の写真：短鎖マーク/認定マークのカラーは、利用する企業でアレンジできる仕様となっている、文中の写真：「短鎖マークエコシステム構想」の全体像イメージ）

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