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どうなる?レプリコンワクチン 「原口委員VS厚労副大臣の攻防」異聞

 19日、「コロナワクチン巡り薬機法論議勃発 原口委員と仁木厚労副大臣の攻防」という記事を書いたところ、思わぬ反響があった。これは薬機法論議そのものについてというよりも、Meiji Seikaファルマ㈱(東京都中央区、小林大吉郎社長)が扱っているコロナワクチン『コスタイベ』に強い関心が集まった結果のようである。

 同日、Meiji Seikaファルマは、レプリコンワクチンの批判本に対する調査結果を公表していた。また、それと前後する時間に、コスタイベについて語られているある動画をXにポストしたところ、たちまち5,000ビューを超えたのである。

 この動画というのは、医療ガバナンス研究所の理事長・上昌広医師と元検事の郷原信郎弁護士の対談動画だ。郷原氏は、今再注目されている日産の元CEOカルロス・ゴーン氏の弁護団の一員だったことでも知られているが、現在、兵庫県知事選を巡る疑惑に対し、現職の知事およびPR会社社長を神戸地検と兵庫県警に告発したことで注目されている。

 対談動画は2本の内の1本をXで紹介したが、そのタイトルは「レプリコンワクチンをめぐる闇」というもので、この続編が「レプリコンワクチンと”明治製菓の謎”」だ。
 Meiji Seikaファルマが製造したレプリコンワクチン『コスタイベ』について、安全性試験のあり方や厚生労働省との関係、レプリコンワクチンの将来性などについて、インタビュアーの郷原弁護士が疑問に思う点を上医師に聞くという構成。

 上医師の見解については11月13日付で、新潮社のウェブサイト『Foresight(フォーサイト)』に投稿した記事「明治HD『コスタイベ』承認は、化血研不祥事の『貸し』の対価ではないのか」が掲載されている。
 2015年、「常軌を逸した隠蔽体質」とまで報じられた組織ぐるみの大型隠ぺい事件が起きた。血液製剤を不正製造していた(一財)化学及血清療法研究所化血研(化血研)が厚労省から業務停止処分を受け、一時的にインフルエンザワクチンの出荷も止められるなど大きな混乱を生んだ。
 上医師はそのことを次のように書いている。
 「化血研は一部のワクチンを半ば独占販売していたため、厚労省は『倒産』させるわけにはいかなかった。厚労省は大手国内企業に化血研の救済を打診したが全て断られ、最終的に明治が中心となって事業を継承した」。

 報道によれば、Meiji Seika ファルマはレプリコンワクチンに反対する原口一博衆議院議員を名誉棄損で提訴する準備を進めているという。
 動画によれば、レプリコンワクチンは「仮免許」医薬品だと指摘する上医師に対しても抗議を行っているようだ。それについて郷原弁護士は、「抗議するならうちにも抗議しろ」と焚きつけるかのような言動も。

 じつは筆者の周囲でも、レプリコンワクチンを接種したという人の話を聞いた。あるコミュニティでは、接種者の入室が嫌われているという。果たして今後どうなるのか、同ワクチンを巡る動向から目が離せない。

【田代 宏】

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