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2023年売れたものランキング発表 インテージ、推定販売金額の伸びを基に集計

 市場調査会社の㈱インテージ(東京都千代田区、檜垣歩社長)はきょう(6日)、「2023年、売れたものランキング」を発表した。全国約6,000店舗より収集している小売店販売データ、SRI+®(全国小売店パネル調査)を基に、日用消費財の中で何がより売れたかを、推定販売金額の伸びから集計した。

 それによると、動悸、息切れなどへの効用をうたう強心剤が前年比1.8倍でトップ。コロナ禍の時期には販売苦戦ランキングの上位にも入っていた商品だが、外国人旅行客の増加とともに売上が急回復しているという。同じく訪日客に人気のビタミンB1剤も4位(同1.48倍)、インバウンドに加えて国内需要も強かった13位がビタミンC剤(同1.32倍)、14位整腸薬(同1.31倍)にランクインした。

2位は口紅、1.64倍を記録

 外出減に加えマスクで隠れる部分の化粧品ということもあり、21年にはコロナ前の約3分の1まで販売金額が激減していたが、19年と比べても8割超まで復活。マスクがかかるほほべにも7位(同1.39倍)となった。口紅同様に唇に塗るものでは、11位にリップクリーム(同1.35倍)がランクインした。

感染症関連の市販薬が大幅増

 夏場にコロナ患者が増加したこともあり、3位に入ったのが検査薬で同1.59倍に。中でもコロナ用の抗原検査キットが多くを占め、唾液で判定できるタイプが人気となっているが、10月に入り販売金額が前年割れするなど、脱コロナのような動きも見えてきたという。
 一方で、風邪やインフルエンザなども広がりを見せる中、市販薬は好調。5位が総合感冒薬で同1.43倍、6位は鎮咳去痰剤で同1.39倍、10位は口腔用薬で同1.37倍となった。

販売苦戦1位は体温計、2位は殺菌消毒剤

 今年販売苦戦したランキングで見ると、1位が体温計で前年比61%、2位は殺菌消毒剤で同72%、3位マスク(同75%)、7位うがい薬(同87%)など、コロナ禍に大きく伸長した衛生用品が上位に入った。特にマスクは猛暑で気温が上がった夏場以降は6割台まで低下した。同じくコロナの時期に大きく売上を伸ばした麦芽飲料が5位(同82%)、6位がオートミール(同83%)という結果となった。

(下のグラフ:同社リリースより)

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