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龍泉堂、体重コントロール素材を追加 3種の植物エキス混合物「スレンダコア」を新たに

 ㈱龍泉堂(東京都豊島区、塩島由晃社長)がサプリメント向け原材料のラインアップに「SLENDACOR(スレンダコア)」を新たに加える。料理のスパイスにも利用される複数の植物の抽出物を組み合わせたもので、米国のダイエタリーサプリメント市場で販売実績がある。基礎研究と臨床試験で得られている知見を踏まえ、体重コントロールを訴求しながら最終製品販売会社などに供給する。11日に都内で開催した第7回学術セミナーの中で明らかにした。

 同社の説明によると、スレンダコアの基原材料となる植物はウコン(Curcuma longa)、ワサビノキ(Moringa oleifera)、カレーリーフ(Murraya koenigii)の3つ。「何百ものインドの伝統的なハーブの中から、脂肪形成を阻害する機能を持つハーブを細胞試験でスクリーニングして選択された」という。

 スレンダコアは、同3植物の抽出エキスを混合させて粉末化したもの。それぞれの植物に含まれる機能性を持つ成分が規格化されている。規格成分と規格値は、ウコン由来クルミノイド7.0%以上、ワサビノキ由来ケルセチン配糖体(ケルセチン-3-o-グルコシド)0.2%以上、カレーリーフ由来マハニン0.1%以上。マハニンは、カルバゾールアルカロイドの一種。

 スレンダコアの体重コントロール機能などを検証する臨床試験は、これまでに海外で2回実施されているという。試験の結果、肥満気味の成人の体重やBMIなどを減少させたり、血中脂質を改善させたりする機能のあることが示唆された。龍泉堂では今後、日本人を対象にした臨床試験を実施することを検討する。

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