1. HOME
  2. 健康食品
  3. 麹菌発酵大豆抽出物の子宮内膜症への有効性確認

麹菌発酵大豆抽出物の子宮内膜症への有効性確認

ニチモウバイオティックス(株)(東京都港区、天海智博社長、TEL:03-6478-5051)はこのほど、京都府立医科大学産婦人科学教室(北脇城教授)との共同研究で、パイロット試験により、麹菌発酵大豆抽出物の子宮内膜症の月経痛改善などに対する有効性を確認したと発表した。研究成果は18~19日に山口県下関市で開催された『第41回日本エンドメトリオーシス学会学術講演会』で発表された。

 先行研究で、DRIAsがERβを介して子宮内膜症間質細胞と、子宮内膜症モデルマウスに対して細胞増殖抑制と抗炎症作用を持つことを報告。今回、DRIAsの子宮内膜症患者に対する効果の検討に先駆けて、パイロット試験を行った。

 子宮内膜症性疼痛を訴える性成熟期女性を対象に、DRIAs30㎎/日を4カ月間投与した。服用前と服用後の1カ月置きに、月経痛、排便痛、排尿時痛などについてVASで評価し、子宮内膜症性嚢胞径を測定した。

 月経痛のVASは服用前が4.90±0.94、服用1カ月後が3.90±0.89、2カ月後が3.40±0.98、3カ月後が2.99±1.03、4カ月後が2.46±0.82となり、内服2カ月後から有意に改善した(2カ月後、3カ月後:p<0.05、4カ月後:p<0.01)。  一方、排便痛、排尿時痛、性交痛ではVASに有意な変化は見られなかった。子宮内膜症性嚢胞径は服用前が37.1±2.5㎜、服用1カ月後が36.5±3.1㎜、2カ月後が36.3±3.1㎜、3カ月後が34.2±3.5㎜、4カ月後が32.7±3.2㎜となり、服用3カ月後から有意に縮小した(p<0.05)。  「今回の試験結果で、DIRAsは子宮内膜症患者の月経痛VASを改善し、子宮内膜症性嚢胞径を縮小させることがわかった。本研究結果を受けて、今後は臨床試験を行っていく予定」としている。

TOPに戻る

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

INFORMATION

お知らせ