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高用量のビタミンD摂取、骨への効果「見られず」

<カナダ・カルガリー大の研究チームが報告>

 (国研)医薬基盤・健康・栄養研究所がホームページ上で伝えたカナダ・カルガリー大学による臨床試験結果によると、高用量のビタミンDを摂取しても、骨の健康に対する効果は見られなかったという。

 研究チームは、2013年8月からの約3年間にわたって、55~70歳までの311人を対象に二重盲検ランダム化臨床試験を実施し、ビタミンD摂取による骨への影響を調べた。その際、被験者を3群に分けて、1日当たりに400IU(109人)、4,000IU(100人)、1万IU(102人)のビタミンDをそれぞれ摂取させた。研究開始時と6・12・24・36カ月目にCTスキャンによって骨密度と骨強度を測定した。

 その結果、3年間の骨密度の減少を見ると、400IU群が1.4%、4,000IU群が2.6%、1万IU群が3.6%だった。予想と異なり、ビタミンDの高用量の摂取によって、よりいっそうの減少につながることが示唆された。

 また、副次アウトカムとして、1万IU群では高カルシウム尿症のリスクを高め、さらに87人で高尿酸血症が見られた。

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