観光立県からウェルネスの島へ OKINAWA型健康食品の魅力を発信
健康食品ブランド力強化普及支援事業共同体(㈱沖縄TLO、(一社)トロピカルテクノプラス、(一社)沖縄県健康産業協議会)は12日、健康食品開発・販売促進セミナー「withコロナ時代のウェルネスと OKINAWA型健康食品」をオンラインで開催した。
同共同体では、「機能的価値」、「情緒的価値」、「安全安心」の“三拍子基準”を満たす優れた商品を、外部有識者による審査に基づきWELLNESS OKINAWA JAPAN(WOJ)として認証している。
WOJの外部有識者の1人、琉球大学国際地域創造学部ウェルネス研究分野教授の荒川雅志氏が、「沖縄の魅力を生かす!withコロナ時代のウェルネスとSDGs」をテーマに講演した。
沖縄には、現在分かっている素材以外にも、ポテンシャルを持った素材が数多く埋もれていると言われる。荒川氏は、「コロナ禍で沖縄の観光は大打撃を受けた。アフターコロナを見据え、観光だけに頼るのではなく、ウェルネスの島沖縄として、一次・二次産業の発信をしていかなくてはならない」と話した。
また荒川氏は、「和食や温泉など、世界が日本のウェルネスに注目している。その中でも沖縄には、情緒的価値や歴史背景、ストーリー性など、他県にはない圧倒的な優位性がある。こうした沖縄ウェルネスの発信が、世界から求められている」と話した。
【藤田 勇一】
(冒頭の写真:講演する荒川雅志教授)