睡眠ケアのラフマ、届出100件到達 常磐植物化学研究所、今後フェムケアでも提案へ
㈱常磐植物化学研究所(千葉県佐倉市、立崎仁社長)は21日、植物のラフマ由来成分(ヒペロシド、イソクエルシトリン)を機能性関与成分とする機能性表示食品の届出件数が100件を超えたことをニュースリリースで伝えた。同社は、キョウチクトウ科植物のラフマの葉から抽出・精製した機能性食品素材「ベネトロン」の製造販売を2002年から手がけている。
同成分は、睡眠の質向上機能を訴求するもので、消費者庁が19日に行った機能性表示食品の届出データベースの更新で2件が追加され、累計で101件に達した。
同社は今年、ベネトロンの機能性を検証するヒト試験を新たに実施。健康な女性の月経に伴う不定愁訴を緩和させる働きを確認したといい、今後、睡眠ケア領域に加えてフェムケア領域にも展開できるようにしたい考えだ。現在、新たな届出表示(ヘルスクレーム)での届出を進めているという。
新たなヒト試験で得られたデータについては、来月4日から都内で開催される展示会(食品開発展)に出展するのに合わせてプレゼンテーションセミナーを開き、紹介することにしている。
(冒頭の写真:ベネトロンの原料となるラフマ。常磐植物化学研究所の報道発表から)