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新日本製薬が新たな届出 【機能性表示食品届出DB更新】クロロゲン酸類を関与成分にした粉末コーヒー

 消費者庁は22日、機能性表示食品の届出データベースを更新し、新日本製薬㈱(福岡市中央区)など10社から先月7日と8日に提出のあった、新規届出10件(サプリメント2件、サプリ以外の加工食品8件)を受付公開した。

 新規の機能性関与成分やヘルスクレームは見られず、10件中4件がGABAを機能性関与成分として配合するものだった。同成分の届出件数は、現在までに累計1,000件を超えており、届出全体の1割以上を占める。複数の機能を訴求できることもあり、届出が止まらない。

 新日本製薬が新たに届け出たのは、コーヒー由来クロロゲン酸類を機能性関与成分として配合した粉末コーヒー(粉末清涼飲料)で、商品名は『Slimore Coffee(スリモアコーヒー)』。同社がサプリメント以外の加工食品を届け出るのは今回が初めて。

 2つの機能を同時に訴求する。届出表示は「コーヒー由来クロロゲン酸類は食後の血糖値上昇を緩やかにする機能、また肥満気味の方の体重やお腹の脂肪(内臓脂肪)の減少を助け、高めのBMIの改善に役立つ機能が報告されています」

 新日本製薬は23年9月期決算でヘルスケア事業の売上高を前期比23.9%増の42億6,200万円で着地させた(総売上高は4.3%増の376億5,300万円)。今期も20%を超える成長を見込んでおり、通期で52億2,600万円の売り上げを計画している。

 なお同日の更新では撤回届も追加された。大塚食品㈱(大阪市中央区)が、今月18日付で、難消化性デキストリンを機能性関与成分とするレトルト食品『マイサイズいいね!プラス』シリーズ2製品(B140、C210)の届出を販売終了のため取り下げたという。

【石川太郎】

2023年12月の機能性表示食品届出DB更新
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