新刊『有機フッ素化合物から身を守る本』 食の安全・監視市民委がブックレット刊行
食の安全・監視市民委員会(佐野真理子・山浦康明共同代表)はこのほど、新刊ブックレット『有機フッ素化合物から身を守る本』(植田武智著、頒価500円)を刊行した。
有機フッ素化合物(PFAS、ピーファス)は、ペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物の総称。環境にいつまでも残留するため「永遠の化学物質」と呼ばれている。特に、PFASの1つであるPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)やPFOA(ペルフルオロオクタン酸)については、人の健康の保護の観点から、その目標値や基準に関し国際的にもさまざまな科学的な議論が行われ、「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約」(POPs条約)においても規制対象物質とされている。
わが国でも、環境省が今年1月30日に「PFASに対する総合戦略検討専門家会議」を設置し、7月25日まで4回にわたり議論し、PFASに対する今後の対応の方向性をまとめている。
食品安全委員会は今年2月、「有機フッ素化合物(PFAS)」評価書(案)に関するQ&Aをまとめている。
米環境保護局(EPA)は今月10日、飲料水に含まれるPFASに対する初の規制を発表した。
【目 次】
第1章 基本から分かる有機フッ素化合物(PFAS)って何でしょう
第2章 第2章 身近なPFASから身を守るために
第3章 ここまでわかったPFASの有害性
第4章 体内のPFAS汚染を減らす方法
第5章 地球の限界を超えたPFAS汚染
【体 裁】
編集・発行:食の安全・監視市民委員会
頁数:90頁
頒価:500円
問い合わせ先:TEL 03-5155-4765
E-mail:office@fswatch.org