小林紅麹問題後初のDB更新 【機能性表示食品届出】11社13件の新規届出を受付公開
消費者庁は27日、機能性表示食品の届出データベース更新を行った。
小林製薬㈱(大阪市中央区)が販売する機能性表示食品のとの関連が疑われる腎疾患の健康被害発生を同社が公表した後では初めての更新。11社13件(サプリメント8件、サプリ以外の加工食品5件、生鮮食品ゼロ件)の新規届出を公開した。撤回届出については、今月19日から22日までに25件が追加された。
消費者庁、過剰摂取などに注意呼びかけ
消費者庁は現在、ホームページを通じて、機能性表示食品の「利用のポイント」を消費者に啓発している。伝えているポイントは3つで、まず、「食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスをとることが大切です」
次に、「たくさん摂取すれば、より多くの効果が期待できるというものではありません。過剰な摂取が健康に害を及ぼす場合もあります」として、商品パッケージなどに記載されている1日あたりの摂取目安量や摂取方法などを確認するよう促し、摂取目安量を超える過剰摂取は慎むよう呼び掛けている。サプリメントとの関連が疑われる健康被害は、過剰摂取によって生じる場合もあることが知られる。
その上で、体調に異変を感じた際は、速やかな摂取中止と医師への相談、さらに、摂取した製品の販売事業者に連絡するよう求めている。
【石川太郎】
2024年3月の機能性表示食品届出DB更新
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