城西大、埼玉県とコラボで健康食品広告を調査
城西大学薬学部はこのほど、医療栄養学科の学生が埼玉県とのコラボにより、健康食品・サプリメントの不当な表示・広告を調査したと発表した。コラボは今回が2回目で、約250件の不当表示の恐れがある情報を埼玉県に報告した。
医療栄養学科では、夏休み前に埼玉県の担当官が、景品表示法と食品表示法の概要や違反表示の事例などについて講演。講義を受けた生徒は、夏休み明けに健康食品・サプリメントの不当表示に当たる恐れがある広告を報告した。女子が多いため、報告された内容はダイエットや美容に関する広告が多数に上った。「生徒たちは『いろいろな怪しいものが見つかる』と驚いていた」(医療栄養学科・真野博教授)という。
一方、埼玉県は報告内容を参考に、行政指導や処分を行う。担当官によると、昨年は2大学で実施し、合計1,436件が報告された。県で確認した結果、306件について不当表示の恐れがあったと説明している。