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国立栄研、魚油による健康被害情報を公表

(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所は4日、魚油による健康被害情報を素材情報データベースに掲載した。

 英国の女性(74歳)が魚油、魚油由来n-3系不飽和脂肪酸、グルコサミン硫酸塩などのサプリメントを推奨量以上に摂取していたところ、血中と尿中のヒ素濃度が上昇し、抹消神経障害が悪化。全てのサプリメントの摂取を中止したことで改善した。魚油、魚油系n-3系不飽和脂肪酸、グルコサミンのサプリメントに含まれていたヒ素による中毒と診断された。

 また、クエチアピン、シンバスタチン、ワルファリンなど複数の薬を服用するとともに、魚油サプリメント(摂取量など不明)を摂取していた米国の男性(83歳)が、自動車事故による頭部外傷のために救急搬送された。CT検査で脳内血腫が認められたが、INRが高値を示し、プロトロンビン複合体製剤とビタミンKの投与でも改善しなかったため、開頭できず、3日後に死亡。魚油サプリメントに含まれるn-3系不飽和脂肪酸とワルファリンの相互作用による凝血障害と考えられるとしている。

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