免疫を考える、テーマに市民公開講座 日本臨床栄養協会が11月 京都府立医科大・内藤教授ら招き
(一社)日本臨床栄養協会(東京都目黒区、多田紀夫理事長)が9回目となる市民公開講座を11月6日に都内で開催する。特別講演の講師として、京都府立医科大学大学院医学研究科の内藤裕二教授(生体免疫栄養学講座)を招聘し、「免疫」をテーマに、一般消費者・生活者にも分かりやすい講演を行ってもらうほか、㈱ファンケルの総合研究所から寺本祐之・機能性食品研究所長らを招いたパネルディスカッションも催す。市民公開講座のため誰でも参加できる。参加費は無料だが事前申込が必要。定員100人。
同協会は1979年に設立。「医師と栄養士が手を結べば何ができるか」をテーマに立ち上げられたもので、現在の会員は約4,500人に上るという。質の高いサプリメントアドバイザーやNR(栄養情報担当者)の育成、認定などを手がけている。市民公開講座は2012年から毎年度1回開催。昨年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止していた。
今回の市民講座は、東京都墨田区のKFC Hall & Roomsを会場にしたリアル開催となる。登壇する、腸内フローラ(細菌叢)研究で知られる内藤教授は、「With/Post コロナ時代に免疫を考える」をテーマに特別講演を行う。
また、パネルディスカッションも開催。パネラーは、内藤教授、ファンケルの寺本氏を始め同協会の多田理事長および理事の矢澤一良(早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構規範科学総合研究所 ヘルスフード科学部門長)の4人。座長は、㈱ケイ・エス・オーの小森美加会長(日本臨床栄養協会賛助会員会長)が務める。
会場内には、血管年齢測定機器を置いたり、NR・サプリメントアドバイザー有資格者によるサプリメントの摂取方法や選び方などに関する相談コーナーを設置したりもするという。同協会では、「第一人者の話を分かりやすく楽しく聞いて、正しい知識を身につけていただき、健康増進の一助になれば」としている。
参加申込に関する詳細はこちら。申込者多数の場合は抽選になる。
(冒頭の画像:当日、免疫をテーマにした特別講演を行う内藤教授)