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今月5回目の更新、新たに14件 【機能性表示食品届出DB更新】東洋新薬がコラーゲンペプチドをまた

 消費者庁は18日、機能性表示食品の届出データベース更新を行った。新たに受付公開した新規届出は13社14件(サプリメント8件、サプリ以外の加工食品6件、生鮮食品ゼロ件)。既存もの中心の構成だが、前回15日の更新で初登場した㈱東洋新薬(本部:佐賀県鳥栖市)によるコラーゲンペプチドの届出について、膝に対するヘルスクレームにバリエーションを持たせた新しい届出が含まれる。撤回届出も1件追加された。

 東洋新薬がコラーゲンペプチドについて新たに届け出たヘルスクレームは、「歩行時のひざの違和感を軽減する機能が報告されています」。前回の届出では、「ひざの曲げ伸ばし時の違和感を軽減する機能が報告されています」としていた。機能性関与成分であるコラーゲンペプチドの1日あたり摂取量は、前の届出と同様の2グラム。従来のコラーゲンプチドの届出と比べて低用量であり、同社では、「スティック包装など様々な形態での商品展開が可能となる」としている。

 撤回届出の追加については1件。非変性Ⅱ型コラーゲンを配合したサプリメントの届出を今月15日、㈱そら(埼玉県さいたま市)が取り下げたという。2016年10月に届け出ていたもので、取り下げ理由は「商品開発中止」とされている。

届出GL改正後の新規届出230件超に

 この日公開された新規届出は、昨年12月1日と4日の2日間に消費者庁へ提出されたもの。これで、昨年9月末の届出ガイドライン一部改正以降に提出のあった新規届出の公開件数は、累計234件になった。

 改正の要諦の1つであった、研究レビュー(SR)のPRISMA声明2020準拠については、25年3月末まで経過措置期間が設けられていることもあって、現在までに公開された新規届出の中に対応したものはないとみられる。PRISMA2020準拠は、消費者庁によれば「科学的根拠の質の向上」を目的にしており、これまでに公開された既存届出に関しても求められている。同庁は25年4月以降、準拠状況を消費者に情報提供していく考えだ。なお、改正のもう1つの要諦は、届出内容に対する挙証責任は届出者にあることの明確化だった。

【石川太郎】

2024年1月の機能性表示食品届出DB更新
【4日】東洋新薬、ガルシノールを届け出る 肝臓ケアの新規関与成分に
【9日】今年2回目の更新、計32件が積み上がる 15社17件を受付公開
【12日】一挙27件を受付公開 更新3回で59件積み上がる
【15日】東洋新薬がコラーゲンペプチド届出 ひざ曲げ伸ばし時の違和感軽減

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