久光ウエルネスが初の届出をサプリで 【機能性表示食品届出DB更新】久光製薬のEC事業を継承した新会社
消費者庁は13日、機能性表示食品の届出データベースを更新し、12社13件の新規届出を受付公開した。10月31日と11月1日の2日間に提出があったもので、内訳はサプリメントが7件、サプリ以外の加工食品が6件。生鮮食品は今回もなかった。これで2023年度の届出番号「I」シリーズは累計836件となった。
サプリメントには、久光ウエルネス㈱(東京都千代田区)からの届出が含まれる。同社は、医薬品製造販売の久光製薬㈱の100%子会社として今年6月設立。同9月、久光製薬の分割会社、久光ウエルネスを承継会社とする吸収分割により、久光製薬が手がける一般用医薬品や健康食品の通信販売(EC)事業を継承していた。
久光ウエルネスが届け出たのは、ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボンを機能性関与成分として配合した『Hisamitsu 歩かんと』で、歩行機能領域のサプリ。商品名などを同一とするサプリを久光製薬が21年5月に届け出ていた。なお、久光製薬は他に、茶カテキン、エピガロカテキンガレート(EGCg)を機能性関与成分とするサプリを届け出ている。
このほかサプリメントには㈱太田胃散(東京都文京区)からの届出が含まれる。同社はこれまでに3件(いずれもサプリ)の届出を行っていたが、ことし10月末までに全てを取り下げていた。そのうえで新規届出を実施。葛の花由来イソフラボンを配合した『減脂生活<葛の花>』を新たに届け出た。
なお、この日の更新でも撤回届が追加された。日本水産㈱(東京都港区)がEPA・DHAを機能性関与成分にしたフィッシュソーセージ(C87)の届出を販売終了のため取り下げたという。1日1本あたりで合計1,260ミリグラムのEPAとDHAを摂取できる商品だった。
【石川太郎】
2023年12月の機能性表示食品届出DB更新
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