オリザ油化、タイで3つめの新規食品 パッションフラワーエキスがノーベルフードに
オリザ油化㈱(愛知県一宮市、村井弘道社長)が製造販売する機能性食品向け原材料のパッションフラワーエキスが今月16日までにタイで新規食品(Novel Food)に承認された。同社のタイ法人(バンコク)が27日発表した。これにより、タイ国内での輸入販売やサプリメント製品への配合が可能になる、としている。
タイ国内での食経験が15年に満たない食品や食品原材料を販売するには、安全性を証明する科学的根拠資料を用意してNovel Foodの申請を行い、公的機関の安全性評価を受ける必要がある。日本にはないが、食経験の少ない食品原材料の安全性を確保するため、欧米でも同様の仕組みを設けている。
同社の製造販売する機能性食品素材がタイ国でNovel Foodの承認を得るのは、桜の花エキス、トマト種子エキスに続き3素材目。パッションフラワーエキスは日本では、含有量を定めたフラボノイドを機能性関与成分とするかたちで、機能性表示食品向けの原材料としても販売されている。訴求機能は、日常生活で生じる一時的な活力感の低下軽減。