特定保健用食品公正取引協議会会長の下田智久氏が昨年12月28日に逝去していたことが分かった。79歳だった。葬儀は近親者のみで執り行われた。同協議会によると、後日、「お別れの会」を執り行う予定としている。

　同氏は、1969年熊本大学医学部を卒業後、厚生省に入省。2001年に厚生労働省健康局長、05年（財）ヒューマンサイエンス振興財団理事長を経て、10年7月に（財）日本健康・栄養食品協会（現・公益財団法人）理事長に就任。その後、20年8月に同協議会の理事長に就任。14年春の叙勲では、瑞宝中綬章を受章している。

　同氏は健康食品業界において、一貫して業界の健全化に力を尽くした。