（国研）医薬基盤・健康・栄養研究所（東京都新宿区）は18日、素材情報データベース（HFNet）に「難消化性デキストリン」に関する有効性情報2件を追加したと発表した。

　健康な日本の成人34人（平均34.8±9.5歳）を対象に二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ対照試験を実施した。
負荷食（米飯300 g／糖質102 g）と共に、難消化性デキストリン含有茶飲料（水溶性食物繊維として5.9 g含有）1本を摂取させたところ、糖代謝マーカー（摂取後30分血糖、120分までの血糖AUC）の上昇抑制が認められた。

　また、健康な日本人成人35人（平均44.6±13.5歳）を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ対照試験では、負荷食（米飯200 g、うどん200 g／糖質140 g）と共に、難消化性デキストリン含有茶飲料（水溶性食物繊維として5.9 g含有）1本を摂取させたところ、糖代謝マーカー（摂取後120分までの血糖）に影響は認められなかったという。