厚労省、食薬区分リスト改正案を公表 「L-トレオン酸マグネシウム水和物」非医リストへ追加
厚生労働省は9日、医薬品の範囲に関する基準である食薬区分リストの改正案を公表した。10月9日までの期間、国民からパブリックコメントを募集する。
改正案によると、「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質(原材料)」リストに、1成分を追加する。追加するのは、「L-トレオン酸マグネシウム水和物」。
国内外で医薬品としての使用実態がなく、海外では食品としての使用実態がある。生体内にも存在するL-トレオン酸とマグネシウムから構成され、毒性についても特段懸念すべき情報がないことから、非医薬品リストに追加することが妥当とされた。
また、使用部位の改正により、非医薬品リストにある「5-アミノレブリン酸リン酸塩」の「光合成細菌(ロドバクター・セファロイデス)の生成したもの」を「Rhodobacter sphaeroides及びCorynebacterium glutamicum の生成したもの」に変更する。
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