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TPC、19年度の機能性食品素材市場 3万8,950トンに

 TPCマーケティングリサーチ(株)(大阪市西区、川原喜治社長)はこのほど、2019年度の機能性食品素材市場について、前年比3.6%増の3万8,950トン規模に達したとする調査結果を発表した。調査結果の詳細は、『2020年 機能性食品素材の市場分析調査―新規機能性の探索で採用分野の拡大を図る参入各社―』に掲載している。

 調査結果によると、難消化性デキストリンは加工食品や飲料などの幅広い分野で用いられ、出荷量は調査対象素材のなかで最多。また、素材メーカーでは、新たな機能性を探索する動きが活発化し、特に乳酸菌で新たな機能に関する研究開発が行われたという。

 20年度については、19年度比0.6%増の3万9,200トンで推移すると予測。引き続き、拡大基調を維持するが、新型コロナウイルス感染拡大による影響を受けて、多くの素材が苦戦を強いられると予想している。

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