SBIグループが手がける5-アミノレブリン酸（5-ALA）事業のうち、サプリメントに関する事業の全てをSBIアラプロモ㈱（東京都港区、竹崎泰史社長）が担うことになった。5-ALAを利用した医薬品などの研究・開発を行うSBIファーマ㈱（同、北尾吉孝社長）のサプリメント事業を継承する。効力発生日は来年2月21日の予定。両社が16日発表した。

　両社はSBIホールディングス㈱（東京都港区、北尾吉孝社長）のグループ会社。SBIアラプロモは、5-ALAを関与成分にした機能性表示食品のサプリメントを中心に、自社ブランドの販売を手がける。SBIファーマは、サプリメント事業を会社分割の方法でSBIアラプロモに承継し、経営資源を医薬品関連事業に集中させる。

　SBIアラプロモは今後、「他社ブランドのサプリメント開発にも注力」するとしており、5-ALAに関するサプリメント事業をBtoB（対事業者）にも広げる構え。グローバル市場に向けた事業展開を推進したい考えも示している。「欧米を拠点とする5-ALAを活用したサプリメント事業を行うグループ会社とも連携し海外事業を展開する」という。

【石川 太郎】

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