PRISMA2020準拠届出も 【機能性表示食品届出DB更新】HMBカルシウム、届出サポート行う小林香料が実施
6月に入って5回目となる機能性表示食品の届出データベース更新が18日にあり、5月2日までに計16社が消費者庁へ届け出た新規届出20件(サプリメント8件、サプリ以外の加工食品10件、生鮮食品2件)が受付公開された。
20件は主に、既存の機能性関与成分及び届出表示(ヘルスクレーム)で構成。機能性関与成分としては、エラグ酸、GABA、イヌリンの届出が目立つ。食後の血糖値上昇抑制などの機能を訴求できるイヌリンの届出は累計で210件超えた。サプリ以外の加工食品での届出が180件を占める。
24年度の届出では2件目となるHMBカルシウムの届出も公開。届出表示は、「筋肉の維持に働きかけ、運動との併用で自立した日常生活を送る上で必要な筋力(立つ・歩く・家事などの日常の動作に必要な筋力)の維持・低下抑制に役立つ機能が報告されています」と既存の届出とほぼ変わらないが、届け出たシステマティックレビューは「PRISMA声明2020」に準拠。採用文献は10報に上る。HMBカルシウムを製造販売すると共に届出サポートを行う小林香料㈱(東京都中央区)が届け出た。
なお、今月13日から14日にかけて撤回届が10件提出された。㈱タイヨーラボ(東京都港区)が、今後の販売予定のない製品(F190)の届出を取り下げた他、㈱ヨネキチ(札幌市北区)が、届出製品の内容量変更で機能性関与成分含有量が届出と異なる数値になるため、DHA・EPAを機能性関与成分とするサプリメント(E18)の届出を取り下げた。
また、㈱ディーエイチシー(東京都港区)が、サプリメントを中心に8件(B69、C11、C251など)の届出を取り下げた。いずれも旧法人番号で届け出ていたもので、販売終了が理由。同社はオリックスグループ入りした昨年以降、新しい法人番号での届出を進めている。
【石川 太郎】
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