NMN、3グラム摂取でも問題なし 阿部養庵堂薬品が研究成果を報告
㈱阿部養庵堂薬品(東京都足立区、阿部朋孝社長)はこのほど、徳島大学大学院社会産業理工学研究部の宇都義浩教授と行ったニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)に関する共同研究の結果を報告した。
NMNは長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)との関連性が指摘され、若々しく健康な身体の維持に役立つとされており、老化防止やエイジングケアの鍵として注目を集めている。
同研究では、従来のNMN摂取量の範囲では効果が限定的であることが指摘されていたため、より大量のNMN摂取における安全性と効果を調査することを目的とした。
30歳以上65歳以下の日本人男性および女性を対象に、毎朝、1日3gのNMN粉末を4週間摂取させたところ、3gのNMN摂取はヒトにおいても安全であり、総コレステロール値の減少(特に悪玉LDLの低下)、アディポネクチンの増加、およびNMN濃度の回復が確認されたという。