JRA、156頭を競争除外 サプリから禁止薬物
JRA(日本中央競馬会)は14日、土曜日と日曜日に東京・阪神・函館競馬場で出走を予定していた156頭の競走馬の出走を取り消すと発表した。競走馬が摂取した飼料添加物(サプリメント)から禁止薬物が検出されたためとしている。
競馬史上例を見ない大規模な除外措置となり、調教師や騎手をはじめ、関係者から驚きの声が上がっている。16日に函館で開催された重賞レース(G3)の函館スプリントステークスでは人気馬を含めた6頭が競争除外となり、ファンにも混乱を招いた。
JRAは次週(22・23日)の開催に向け、当該飼料添加物が納入されていた厩舎の出走予定馬365頭に対して薬物検査を実施中で、出馬投票前までに終了する予定と説明。また、今回除外となった競走馬に対して優先出走権を付与するとしている。