5-ALAで初の肌保湿ケア 【機能性表示食品届出更新】美容企業ミルボンが届け出
消費者庁は11月30日、機能性表示食品の届出情報公開データベースを更新し、届出番号H607から同622まで計16件の新規届出を公開した。5-アミノレブリン酸リン酸塩(5-ALA)について、肌の対する機能性が報告されている旨を訴求する届出が含まれる。同成分として初のヘルスクレームとなる。
この日公開された5-ALAに関するヘルスクレームは、「中高年の女性の方の肌のうるおいを守るのを助ける機能があることが報告されています」(一部省略)。
5-ALAの届出はこれまで10件余りにとどまるが、訴求機能は、食後血糖値の上昇抑制から一時的な疲労感やストレスの軽減まで多岐にわたる。ただ、肌の保湿機能を訴求する届出は初。
届け出たのは、美容室向けヘアケア製品の製造・販売を手がける東証一部上場企業の㈱ミルボン(東京都中央区)。同社の届出は今回が初で、『アラナス 5-ALA』を商品名にしたサプリメントを届け出た。
5-ALAに関する届出はこれまで、北尾吉孝氏率いるSBIグループのSBIアラプロモ㈱(東京都港区)が独占的に行っており、同社以外からの届出も初となる。
11月の公開総数120件 前月比で減少
この日公開された新規届出の内訳は、サプリメントが10件、それ以外の加工食品が5件、生鮮食品が1件。撤回に関する情報更新はなかった。
11月の更新回数は計9回、公開件数としては累計120件を数えた。100件を超えたものの前の月と比べて10件余り少なかった。
なお、11月30日に公開された全ての新規届出は以下のとおり。
【石川 太郎】