さくら乳酸菌にエクオール促進機能 オリザ油化がヒト試験で確認、女性QOL向上の可能性
オリザ油化㈱(愛知県一宮市、村井弘道社長)が2024年10月に発売した機能性素材「さくら乳酸菌」にエクオールの産生促進機能のあることが分かり、同社が特許出願した。同機能はヒトの経口摂取試験で確認。女性のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を向上させる可能性のあることも分かった。同社がこのほど発表した。
さくら乳酸菌は、しだれ桜の花から発見された乳酸菌。水分散性と腸管吸収性を高めた「ナノ型乳酸菌」の特徴もある。女性の健康維持・増進の観点で以前から関心の高いエクオールの産生促進機能がある可能性は、以前からマウス試験で確認されており、同社は今回、ヒトを対象にして同機能を検証した。
同社の発表によると、試験は健常人女性11人を対象に社内で実施した。1日50mgのさくら乳酸菌を12週間摂取してもらい、尿中のエクオール産生比率(エクオール/ダイゼイン濃度)を評価した。その結果、摂取開始から2~3カ月後のエクオール産生比率が摂取前との比較で有意に向上。摂取前にエクオールを産生できなかった被験者が2名存在したが、3カ月間の摂取で産生が確認された。
また、併せて評価した月経前症状や更年期症状については、被験者アンケート(PMTS-VAS、SMI)の結果、「抑うつな気分になる、絶望的な気分になる」や「汗をかきやすい」など複数の項目で改善傾向が見られたという。今後、外部で行う本格的なヒト試験を通じたエビデンス(科学的根拠)の積み上げが期待されそうだ。
【石川太郎】
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