業界外読者も増加した25年 下半期アクセス上位、「規制」巡るニュースから「お米券」の話題まで
60年に一度巡ってくる丙午の年にあたる2026年が始まった。今年はどんなニュースに注目が集まるのだろうか。年頭にあたり、昨年の下半期(7月1日~12月31日)にウェルネスデイリーニュースに掲載された記事のアクセスランキングをまとめた(上半期のランキングはこちら)。まずは10位から5位。
10位 消費者庁、人事異動を発表 計13人が異動に(2025年7月1日付)
9位 シャボン玉石けん、SNS投稿で誤記載 SNSの一部で炎上も?(2025年8月14日付)
8位 厚労省、CBNを「指定薬物」に追加へ 精神毒性の懸念を理由に規制強化、意見募集を開始(2025年10月29日付)
7位 東京大学と化粧品協会の訴訟開始 協会が研究講座閉鎖を巡り契約無効と損害賠償を主張(2025年9月25日)
6位 エフェドリン微量混入、製造元が謝罪 松浦薬業、「原因究明を進めている」(2025年7月1日付)
5位 環境省に聞く、シャボン玉社の誤情報発信 PRTR制度を巡る議論と要望書提出、誤情報拡散の背景は?(2025年8月22日付)
ウェルネスデイリーニュースの2025年通年の総ページビュー(PV)数は、前年比55%の増加となり、2年連続で大幅な伸びを示した。背景には、健康食品業界関係者を中心とする定期ユーザーの増大とともに、一般消費者など業界関係者以外のユーザーの流入拡大があると考えられる。
キーワード検索の他、SNSを媒介に流入しているとみられ、「誰でも読める」ウェブメディアの特徴が顕在化している格好だ。社会的に耳目を集めたと言うと大げさだが、日本社会の「今」に接続するような話題に多くのアクセスが集まる傾向がより明確に見えてきたのが、2025年下半期のウェルネスデイリーニュースであったと言える。デジタルネイティブ世代に利用者が多いとみられるCBD(カンナビジオール)と関係するCBN(カンナビノール)の規制に関するニュースにも多くのアクセスが集まった。
続いて4位から2位。
4位 お米券論争、政策の本質を解説する(前)【寄稿】氾濫する制度誤解に対し、元農水官僚の視点から(2025年12月15日付)
3位 カキ小屋「牡蠣奉行」が景表法違反 消費者庁、「通常価格」販売の実態が無いとして措置命令(2025年10月14日付)
2位 どうなるCBN規制 事業者団体が反対意見、販売等禁止の指定薬物化に「科学的根拠あるか(2025年10月31日付)
注目は4位の「お米券」を巡る元農水官僚による寄稿記事だ。集計期間中の掲載日数は2週間程度と短期間ながら、ランキングの上位に食い込んだ。いわゆる「バズり」だ。「お米券」政策を巡る一般報道とは異なる視座からの論調にも注目が集まったかもしれない。
そして2位には、CBN規制を巡る続報(第2報)がランクイン。SNSのX(旧ツイッター)などを通じて記事が拡散された。
続いて1位を紹介する前に、掲載日が集計期間外であったため、ランキングから漏れた記事を以下に示しておきたい。
東大のCBD講座巡り訴訟勃発 JCAと中団連、接待強要・講座閉鎖で教授と大学を提訴(2025年5月17日付)
HMPAって何? 新・機能性関与成分 腸内代謝に着目した新機軸のポリフェノール素材(2022年3月31日付)
どこへ消えた?『茶のしずく』CM 卓球選手・早田ひな起用の“逆境”篇(2024年5月8日)
以上3本の記事はいずれも、ランキング10位以内に入るPV数を記録した。しかし前述のとおり掲載日が集計期間外のため選外となった。
掲載日は今から約4年前の2022年3月と古い記事ではあるが、機能性関与成分に関する話題にも多くのアクセスが集まった。もともとこの記事は、キーワード検索からの流入と考えられる安定的なPVが長期間にわたり続いていた。そうした中で、大手飲料メーカーが同成分を配合した機能性表示食品の飲料を発売したのと同じタイミングで、アクセスが跳ね上がることになった。長きにわたり読まれるというのも、開放型ウェブメディアの特長だ。
そして1位。東京都がCBD製品から麻薬成分検出 限度値超えるTHC、所持者に速やかな申出要請(2025年11月18日付)
CBDなどカンナビノイド業界が突然のCBN規制(指定薬物化)に揺れる中で都が発表したCBD関連製品買い上げ調査の結果を報じた記事が、2025年下半期アクセスランキングの第1位となった。上位10位以内に、CBDとCBNに関する記事が計3本もランクイン。結果的にこれが、ウェルネスデイリーニュースのPV数を大きく押し上げる一因になった。
以上、ランキングを総括すると、規制を巡るニュース、あるいは規制からはみ出してしまったモノ・コト・ヒトに関するニュースに多くのアクセスが集まった。と同時に、機能性表示食品の機能性関与成分を深掘りした記事にアクセスが集まるのは、業界専門メディアならではと言えるだろう。それに加え、「お米券」の話題が上位に入ったように、一般消費者など業界関係者以外も呼び込むメディアになりつつあることをうかがわせるランキングとなった。
今年の記事アクセスランキングのトップは何になるのだろうか。引き続き広い意味での「ヘルスケア」や「ウェルネス」に関わるニュースを多角的に報じていきたい。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
【編集部】











