25年最後のWNG取材報告会、「サプリ規制あり方検討」を記者が報告、「崩壊する『食薬区分』」を唐木氏が講演
㈱ウェルネスニュースグループ(東京都港区)は15日午後2時から、2025年最後の「取材報告会」をオンラインで開催する。小林製薬「紅麹サプリ」健康被害問題の影響を残したまま始まったサプリメント・健康食品業界の2025年を振り返りつつ2026年以降の論点整理を試みたい。そのための講師として、唐木英明・東京大学名誉教授を招く。
午後2時から4時までの予定。Zoom Meetingを使ったライブ配信を行う。オンデマンド配信は予定していない。
当日、唐木氏が講演を行う。テーマは、「崩壊する『食薬区分』」。
ここでいう食薬区分とは、医薬品医療機器等法上のそれを直接的に指すわけではない。食品か、医薬品か。日本の薬事・食品行政を支配する、そうした二元論を指す。機能性表示食品など健康食品の利用実態を踏まえると、その二元論はもう限界を迎えている──唐木氏はそのような論を展開し、解決策を提示する。ポイントは、「コストと権利のバランス」になるだろう。
取材報告は、ウェルネスニュースグループ記者の石川太郎が担当する。サプリメント・健康食品を巡る2025年の主な出来事を振り返りながら、健康食品業界に影響を及ぼしそうな事柄を整理する。主要な報告事項は、いよいよ国が乗り出した「サプリメントの規制のあり方」検討の現状と今後、とする予定だ。
取材報告の上で唐木氏の講演に移る。その上で、唐木氏と石川記者がフリーディスカッションを行い、健康食品をめぐる行政、あるいは業界に対する唐木氏の本音を石川記者が引き出すことを試みる。
参加費は、ウェルネスニュースグループ会員は無料、唐木氏が代表を務める「食の信頼向上をめざす会」会員は3,000円(税別)、そのほか一般は8,000円(同)。
申込は12月15日10時まで受け付ける。
<開催概要>
テーマ:紅麹サプリ事件後の健康食品制度~機能性表示食品制度「法令化」とサプリメント規制あり方検討の行方
日 時:12月15日(月)午後2時~4時
開催方法:Zoomミーティングによるオンライン
登 壇:東京大学名誉教授 唐木英明氏
:ウェルネスデイリーニュース 石川太郎 記者
定 員:100人
<プロフィール>
唐木英明:農学博士、獣医師。1964年東京大学農学部獣医学科卒業。テキサス大学ダラス医学研究所研究員を経て、87年に東京大学教授、同大学アイソトープ総合センター長を併任、2003年に名誉教授。日本毒科学会理事長、日本薬理学会理事、日本学術会議副会長、倉敷芸術科学大学学長、(公財)食の安全・安心財団理事長などを歴任。現在は食の信頼向上をめざす会代表。専門は薬理学、毒性学、食品安全、リスクコミュニケーション。瑞宝章(中綬章)、日本農学賞、読売農学賞、消費者庁消費者支援功労者表彰、食料産業特別貢献大賞など数々の賞を受賞。
石川太郎:1975年生まれ。2006年頃から健康食品業界専門記者。業界紙「健康産業流通新聞」で広告営業から編集長まで担当。2021年12月よりウェルネスニュースグループ。取材の範囲が行政まで広がる。
申込は下記より
・WNG会員の方はこちらから(参加費無料)
・食の信頼向上をめざす会会員の方はこちらから(3,300円)
・一般の方はこちらから(参加費8,800円)











