都が医薬品成分含有の5製品を公表 「タダラフィル」など医薬品3成分を検出
東京都は5日、健康食品を装った製品から医薬品成分が検出されたとして、無承認無許可医薬品に該当する5製品を公表した。
公表の対象となった製品は『Active candy』(粒)、『MALEXTRA』(カプセル)、『BIKILLT』(粒)、『max PREMIUM BLACK』(粒)、『MAX ENERGY ESSENCE』(粒)の計5製品。
東京都健康安全研究センターによる検査の結果、『Active candy』からタダラフィル、『MALEXTRA』からシルデナフィル、タダラフィル、ジクロフェナク、『BIKILLT』、『max PREMIUM BLACK』、『MAX ENERGY ESSENCE』の3製品からはシルデナフィルが検出された。
これらはいずれも医薬品成分で、医薬品成分が食品に含有する場合は医薬品とみなされる。厚生労働大臣の承認を受けずに製造販売されたものを販売・授与する行為は、医薬品医療機器等法第55条第2項により禁止されている。
都は、現在までに健康被害の報告は受けていないとしつつも、同品の摂取は健康被害を引き起こす恐れが否定できないとして、直ちに使用を中止するよう都民に呼びかけている。また、健康被害が疑われる場合には速やかに医療機関を受診するよう求めている。
都の対応として、『Active candy』については販売店舗を所管する大阪府へ通報した。『MALEXTRA』については渋谷区内の販売店舗に対し販売中止と自主回収を指示し、『BIKILLT』、『max PREMIUM BLACK』、『MAX ENERGY ESSENCE』については新宿区内の販売店舗に販売中止及び自主回収を指示した。さらに、東京都公式ホームページに製品名などを掲載し都民への周知を図るとともに、国や関係団体に対しても注意喚起のため情報提供を行っている。











