8月の家計調査、サプリ支出が減少 前月27%増に対して1.4%減、無職世帯は33%増から9.5%減に
総務省統計局が7日に発表した8月の家計調査(2人以上の世帯)によると、サプリメントなどの健康保持用摂取品に支出した金額は、1世帯あたり1,008円で、名目の前年同月比1.4%減となった。前月(7月)は同27.4%増と大幅な伸びを示し、3カ月ぶりにプラスへ転じていたが、旺盛な消費は持続しなかった。
世帯別に見ると、無職世帯の1世帯あたり消費金額は1,332円で、名目の前年同月比は9.5%減。前月は1,697円(同33.3%増)と大幅に伸びていたが、8月は支出が抑えられた。
一方、勤労者世帯は771円で、名目の前年同月比は10.9%増と2ケタの伸びを示した。無職世帯の減少とは対照的に、増加は2カ月連続となった。ただし、前月(898円)との比較では減少した。
なお、8月の2人以上世帯の1世帯あたり消費支出は30万3,977円で、物価変動の影響を除いた実質の前年同月比は2.3%増(名目5.5%増)となった。プラスは4カ月連続。
【石川太郎】
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