寿司チェーンに問うゲノム魚の使用方針 回答は5社のみ、公表拒否や未回答も多数
6月24日付の記事で既報のとおり、「日本消費者連盟」および「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」が全国の回転寿司チェーンおよび海鮮系居酒屋チェーンを展開する18社に対し、ゲノム編集魚類および培養魚肉の使用に関する質問状を送付したところ、5社から回答が寄せられた。かっぱ寿司からは回答があったものの「公表は不可」と通達している。4日、日本消費者連盟が公式ホームページで公表した。
回答のあった5社のうち、ゲノム編集魚類等を「使用しない」と明言したのは、すし銚子丸(㈱銚子丸)のみであり、理由として「安全性への疑問」と「消費者不安への懸念」を挙げている。平禄寿司(㈱焼肉坂井ホールディングス)は「現時点で使用予定はないが、方針は未定」とした一方で、懸念理由として「消費者不安」をあげた。
はま寿司(㈱はま寿司)は「使用しておらず、今後も使用予定はない」としつつ、理由は記載しなかった。
スシローおよび海鮮三崎港(いずれもFOOD & LIFE COMPANIES)は「方針未定につき、個別回答は差し控える」と回答。かっぱ寿司(カッパ・クリエイト)は回答を寄せたものの、「公表は不可」と通達している。
また、くら寿司 、魚べい/元気寿司 、がってん寿司 、回転寿しトリトン、すしざんまい、にぎりの徳兵衛 、さくら水産 、磯丸水産 、庄や 、魚民 、丼丸 、笹互 からは回答がなかった。
【編集部】

(上の表:日本消費者連盟の公表資料を基に編集部で作成)