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エステー社の返金対応に改善要請 特定適格消費者団体のケーシーズが再々お問合せ

 特定適格消費者団体の(特非)消費者支援機構関西(KC’s/ケーシーズ)は17日、エステー㈱(東京都新宿区)に対して6月27日付で「再々お問合せ」を行ったと発表した。
 これは、2024年4月に消費者庁から措置命令を受けた「MoriLabo」シリーズ4商品の返金措置対応の改善を求めたもの。同年8月の初回照会、翌25年2月の再問合せに続くもので、KC’s側はこれまでのエステー社の対応に一定の評価を示しつつも、被害回復措置としては不十分であるとする見解を示した。

返金と寄付は評価も、規模の小ささに懸念

 ケーシーズが問題にしているのは「MoriLabo 花粉バリアスティック」、「――バリアシール」、「――バリアスプレー」、「――ナイトケア花粉バリアポット」の4商品。エステー社が返金窓口を設置し、売上の一部を100万円寄付した点を評価するとしながらも、それだけでは「対象売上額に対して些少に過ぎる」と指摘。被害回復と不当利得の返還という観点から、対応の規模が不十分としている。

情報提供体制の問題を指摘

 今回の「再々お問合せ」では、エステー社の情報提供体制にも疑問が呈された。具体的には、返金対応についての告知が自社ウェブサイトに限られている点を問題視し、消費者が自ら積極的にアクセスしなければ情報を得られない「能動的な消費者に限定された情報提供」であるとの懸念を示している。

 ケーシーズは、返金対応の周知方法として、「販売店舗での張り紙による告知」、「InstagramやTikTokなどのSNSを活用した広報」を提案。これにより、より多くの消費者が情報を周知できるものと考えられるとしている。
 上記2手段または他の有効な方法による告知を実施するかどうかについて、今月25日までに書面での回答を求めている。

【編集部】

これまでの経緯はこちら(消費者支援機構関西HPより)

関連記事:ケーシーズ、エステー社に再お問合せ 9月10日以降の消費者対応について
    :MoriLabo4商品問題、エステーが再回答 返品・返金継続対応と寄付実施をケーシーズに報

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