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上半期売れたものランキング発表 インテージ、圧倒的1位は米、2~4位が化粧品

 ㈱インテージ(東京都千代田区、檜垣歩社長)はこのほど、「2025年、上半期売れたものランキング」を発表した。同社が全国約6,000店から収集している「SRI+®」(全国小売店パネル調査)を基に、日用消費財の中で何がより売れたかを、推定販売金額の伸びから振り返った。

 それによると、1位は米で前年同時期に比べて2倍近い伸びとなり、米飯類も8位となった。昨年上半期が9位、昨年全体では3位と順位を上げてきていたが、今年上半期では前年同期比で184%、2位以下に60ポイント以上をつけている。

 次いで2位から4位は化粧品となった。2位がおしろいで前年同期比120%。紫外線に対応したものや化粧の上から塗り直せるものが人気を集め、コロナ前の2019年に比べると136%となった。3位が美容液で同119%。アンチエイジングなどをうたった高価格帯の商品の伸びが寄与。4位はパックで同119%。昨年は上半期1位、全体でも2位の2024年を代表する商品で、毎日使う新しいかたちが定着するなどして人気を持続していると見ている。

 コロナ禍以降、人々が外に出るようになったことと、海外から過去最高の旅行客が訪れるなどのインバウンド需要もあり急回復。化粧品全体では19年同期に比べて103%となっている。特に基礎化粧品は110%と、コロナ前に比べて1割増加している。

 5位のカルシウム剤(同118%)は、外国人旅行客にも人気で好調だったとしている。

 一方で販売苦戦1位がオートミール、2位が検査薬となるなど、コロナ禍で売れたものが反動で苦戦する結果となった。1位のオートミール(同78%)は、健康需要を取り込みコロナ禍に大きく数字を伸ばしたが、その反動が出た。2位の検査薬(同78%)は、コロナ用の抗原検査キットの売り上げが落ち着いたことが要因。4位が乳酸菌飲料(同87%)だった。コロナ禍に売れた睡眠訴求の商品需要が一巡し、前年マイナスになっているが、19年に比べると大幅なプラスとなっている。

 同社では、12月に年間の売れたものランキングを発表する予定。

(冒頭の写真:同社リリースより)

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